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 結婚後は奔放なイメージから一転。1男1女を出産し、子育て中心の生活を送っていたが、40代を前に本格的に仕事を再開。以降、『金曜日の妻たちへⅡ』(TBS系)に主演し、大河ドラマ『信長 KING OF ZIPANGU』(NHK)では信長の母を演じるなど、ドラマや映画、舞台で幅広く活躍を見せる。プライベートも安定し、結婚40周年を迎えた今も、高橋監督とはおしどり夫婦として知られている。

孫の誕生や還暦が人生について考えるきっかけに

「夫婦ともに自己主張が強いタイプなので、結婚直後は殴り合いのケンカをしたこともあったそうですよ。その一方で、結婚後に夫婦そろって受けたインタビュー取材で、高橋監督は『うちはキズモノ同志の夫婦ですから』と冗談めかして言っていた。高橋は『私のような女と結婚してくれる人はいない』と結婚を諦めていた時期もあったそうですが、監督が彼女の過去をすべて受け入れたからこそ、女優として再び輝きを放つことができたのでしょう」(前出・芸能ジャーナリスト)

 穏やかに続く生活が、心境の変化をもたらしたのだろうか。2014年には、関根恵子時代の未公開ヌードや水着を含む秘蔵ショットを集めた写真集を出版している。

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「還暦を迎えたことや、孫が誕生したことが人生について考えるきっかけになったのでしょう。過去の自分を受け入れる余裕が生まれ、関根恵子時代を見直してみようという思いになったそうです」(前出・女性誌記者)

Ⓒ文藝春秋

『ダウンタウンなう』ではデビュー作でのヌードシーンにも言及

 マネージャーを務める長女の存在も大きいようだ。2011年には、『絶対に笑ってはいけない空港24時』(日本テレビ系)では、ボンデージ衣装に身を包み、鞭を振り回すなど、振り切った“演技”を披露したが、これは長女の助言なくして成立しなかったという。

「高橋自身は当初、企画を聞いて躊躇したようですが、娘さんが『こちらからお願いしてでも出るべき』と説得したのだとか」(テレビ局関係者)

 19年には、『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)にゲスト出演。関根恵子時代を振り返り、デビュー作でのヌードシーンにも言及した。

©時事通信社

「この流れで、同じくゲストとして出演していた田中みな実が、自身が演じたドラマでのベッドシーンについて『胸に前張りをして撮った』と明かした。すると、高橋はすかさず『まあテレビドラマだし、“ベッドの上で撮った”ってだけねぇ』と貫録を見せつけ、出演者は爆笑。みな実も『そ、そうですね……』と、恐縮しきりでした(笑)」

 過去のスキャンダルをものともせず、大女優へと進化を遂げた陰には、夫と娘の大きな支えがあったのだ。