〈全てを書き切り、辞めさせていただきます〉
〈放送作家業だけでなく脚本業も辞めます。つまりは、作家っぽく言えば断筆宣言というのでしょうか。本日、この場で初めてこのことを宣言いたします。
僕は今現在、バラエティー番組の構成を15本近くやっていますが、それを辞めさせていただきます。そして、脚本の方も、今現在、5本以上のドラマや映画の脚本を書いているのですが、3月31日までに全てを書き切り、辞めさせていただきます〉
鈴木氏は“超”がつく売れっ子放送作家であるだけに、今回の「断筆宣言」で業界に激震が走ることは必至だ。
10月12日正午、鈴木氏は自身のX(旧Twitter)にこう投稿した。
〈僕が辞めることで、沢山の方にご迷惑をおかけしてしまうと思います。本当に申し訳なく思っております。来年春からは、若者たちを応援することが出来たらと思っております。現在51歳。今だったらまだ間に合う。まだ形になってはないですが、それをこれから本気でやってみたいと思っています〉
なぜ鈴木氏は筆を折ることを決意したのか——。
話題を呼んだSMAPの謝罪会見の話を元にした小説「20160118」を「文藝春秋」で執筆した理由、小説の発表後に起きたこと、放送作家を辞めた後にやるつもりの仕事などを綴った鈴木氏の新連載「最後のテレビ論」は、10月12日発売の「週刊文春」及び現在配信中の「週刊文春電子版」に掲載している。
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