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〈100万円のベッドに寝れます〉
犯罪の匂いを感じたAさんはやり取りを開始する。すると、わずか3通目で斎藤はこう送ってきたのだった。
〈家とかも泊まりに来てもいいですよ〉
Aさんが続ける。
「その後もおぞましいメッセージが立て続けに送られてきました。〈100万円のベッドに寝れます〉〈(宝くじに当たったのは)1億〉とお金を持っているアピールをしたり、以前性行為をした14歳が〈なかなか可愛かったね〉と言ったり、〈17歳から23歳くらいまで〉の女性5人と関係を持ったことなどを明かしてきた。児童買春の常習性を感じました。また、〈何時くらい?〉〈最短何時くらい?〉と早く家に来させようと必死でした」
しかし、その一方で、斎藤は“身バレ”を異様に恐れていたともいう。
「〈割りと有名なので顔バレ怖い〉と送ってきたり、年齢も〈35歳〉と実際より若く偽っていた。また、最初は住所を送ることを嫌がっており、〈どっかに時間指定して待ち合わせじゃだめ?〉〈近くで待ち合わせがいいんだけど〉〈一旦電話で伝えていい?〉などとしつこかった。〈身元特定されると家出補導されたとき即俺やられちゃう〉とまで言っていたので、違法性は認識していたのでしょう」(同前)