鼻息荒く行くと、そこには動画で見ていたまんまの超絶素敵なお家。
もはやハウススタジオである。
そこから奥平さんの素敵なおもてなし。
庭でとったヨモギを練り込んだ手作りパスタ。
カボチャを皮ごと使ったカボチャスープ。
新鮮なお野菜に美味すぎるお塩で食べるサラダ。
前日から仕込んでくださっていたチーズケーキ。
もう全てが美味しくて心がこもっており、体中が幸福で埋めつくされた。
そこから、お部屋を案内してもらったり、道具を紹介してもらったり、たくさんお話しさせていただいた。
奥平さんはお家にある全てのものに対して、楽しそうに嬉しそうに語る。
なんで購入したのか、どういうところが気に入っているのか、その道具とのストーリーがあるのだ。
だから、これなんで買ったんだっけ? いつから置いてあるのだろう? というものが1つもない。
愛情のあるものしかお家にないからこそ、その空間が気持ちの良いものになるのだ。
ものにも人にも感謝の気持ちを
ただ断捨離をするとかそういうことではなく、本当に自分が好きなものを知っていて、工夫して使っているからだと思う。
それは、人に対しても同じで、最近ご結婚された奥様にも、常に「ありがとう」と声をかけられていた。
丁寧に暮らすとは、ただ形だけ、土鍋でご飯を炊くことでも、花瓶に花を生けることでも、ぞうきんで掃除することでもない。ものにも人にも感謝の気持ちをもって、目の前の今を思いっきり楽しむ。
その延長線上に、いわゆる丁寧といわれている暮らしがあるのかな、と奥平さんを見て感じた。
道具を買いあさるだけでなく、ホンモノの丁寧な暮らしを目指すべく、心を整えたいと思いながら、さっそく奥平さんが使っていたお塩とガラスケースをポチりました。