令和4年版少子化社会対策白書によると、50歳時点で一度も結婚をしたことがない生涯未婚の割合が、男性28.3パーセント。そして、生涯未婚男性の死亡年齢の中央値は67.2歳。男性の平均年齢81歳と比べると、未婚男性は死ぬのが早いと言われています。しかし、67歳で死ぬのは早すぎます。死なないために、ラストチャンスに婚活にチャレンジしてみませんか?

 ここでは、婚活を短期で成功させたアラフィフのノンフィクションライター・中村淳彦氏の著書『中年婚活 50歳、年収450万円からの結婚に必要な30の法則』(大洋図書)より一部を抜粋してお届けします。(全2回の2回目/1回目から続く)

写真はイメージ ©iStock.com

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アナタはもう若くはありません

 アラフィフの男性はそれぞれですが、多くの方々は、自分はまだ若いと思っているのではないでしょうか。少し年老いた自覚はありつつも、学生時代や青春時代はつい昨日のことで、自分にはまだ未来があり、恋愛も結婚も、いつでもできると思っているでしょう。

 しかし、社会はどんどんと先に進んでいます。

 アナタが若くて、渡辺美里のマイレボリューションやプリンセスプリンセスのダイアモンドに心を躍らせて、夢があり、未来にあふれていたのはもう数十年前のことです。それから長い月日が流れて、アナタは年齢を重ねて、後のない中年になってしまいました。

 今日も誰かが死んで、誰かが生まれて日々年齢を重ねています。先に生まれた者が老いて古くなり、未来の可能性が縮まるのは自然の摂理です。時代は日々先に進んでいるわけです。

Z世代がアラフィフ中年男性を嫌う理由

 いまインターネット上でも、繁華街でも、中心はZ世代です。Z世代とは1996年以降生まれの、20代後半以下の若者たちのことを指します。

 アラフィフのバブル世代や団塊ジュニアの中年男性は、彼らの親世代になります。いまの若者たちは親世代に敬意を払うどころか、一切興味ないし、むしろ嫌っています。嫌う理由は、過去のように古い世代や権力層への反抗みたいなことではありません。