ネガティブな書き込みも「養分」に
後藤 「そもそも金のためだろ」は来ますね。そのあたりに関しては、立候補した際に木村さんに「議員報酬をもらわないようにすることって、できるんですか?」って聞いてるんですよ。そうしたら「それはできない」と。
後藤祐樹という個人に振り込まれる議員報酬を、市民のために使ってもらうようにするのは駄目なんです。たとえば、市の予算として使ってもらうとか。そういうのって票を買っている行為に捉えられてしまうそうなんです。
――他にはどんな誹謗中傷が。
後藤 「議員になって、なにができんだよ」とか「勉強しろ」とか。でも、そういう声は養分にさせてもらってます。Xにネガティブなことを書き込まれても、賛否の湧く内容になるとフォロワーが劇的に伸びるので。そういう意味でも養分になるなって。
勉強に関しては、選挙中も当選してからも公の場で言ってるんですけどね。「勉強していかなきゃいけないので」って。選挙に出るまでは、八街市が抱えている問題については目を向けてこなかったわけですから、そこは自分でも勉強ができてないと重々承知していますし。
――頼んでないものを送りつけられたり、嫌がらせも多いそうですね。
後藤 家庭で使う美容系のマシンとか届きましたよ。
消費者センターが「心当たりのない商品は廃棄していいです」
――送りつけられるようになったのは、当選してからですか。
後藤 そうです。後を追えないような注文の仕方を取っていて。新聞の折込広告に付いてるハガキで注文してるんですよ。なので、犯人は新聞を取ってる年齢層の人なんじゃないのかなって。警察にも言ったんですけど、パトロールぐらいしかできないって。
僕の名前で来たものに関しては、基本的に受け取り拒否にしてるんです。ただ、すべてのものを受け取り拒否にはできないじゃないですか。実際に僕や妻が必要として注文した品物もあるので。なので、対面で受け取る大きさのものを受け取り拒否にしてもらって。
そうしたら、向こうも考えてポストに入るサイズのものを選んで送りつけるようになったんですよ。
――珍味とか?
後藤 しじみのサプリだったかな(笑)。サプリとかプロテインが多いですね。レターパックに入るぐらいのものがメインになってます。「よく考えたなぁ」って思いました。
いままでは、サプリが送られてきたら、そのメーカーに「頼んでないんですよ。実は嫌がらせで……」って連絡してたんですよ。それも大変なので、消費者センターに問い合わせてみたら、「心当たりのない商品が届いたら廃棄していいですよ」って。
なんか、一番の被害者ってメーカーさんのような気がしますけどね。商品に請求書も付いているんですけど、それも廃棄しちゃっていいそうです。