実力は折り紙つきだが…川西が悩んでいたこと
まず、周囲の芸人たちが口を揃えて語るのが、コンビとしての「和牛の絆の固さ」だ。
「水田は『味方は川西しかいない』と言い、川西は『(水田は)家族に一番近い』と話しており、お互いの信頼は厚い。『一生、2人でやっていこう』と話していた」(芸人仲間)
和牛の漫才師としての実力は折り紙つき。だが、“トップ”に輝いたことがなかった。漫才頂上決戦「M-1グランプリ」では2016年・2017年・2018年に3年連続準優勝という史上初の記録を作っている。
漫才師としての川西が気にしていたのは、そこだった。
「最近の川西は『M-1で優勝できていない』『もうM-1に出れない』などと漏らしており、相当悩んでいた」(同前)
さらに、コンビで唯一だった全国ネットの民放レギュラー番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)を卒業したことが、心理的に大きなダメージになった。こうしたことが重なり、「川西が気を病んで鬱っぽくなってしまっている」(同前)というのだ。
芸人仲間が続ける。
「(川西は)『漫才や今後に支障をきたす』という理由で解散を水田に持ちかけていたのですが、当初の水田は解散という選択はしたくなく、川西の提案を断り続けていました。しかし、『もう(漫才が)できない』とまで憔悴しきった川西に、相方の身体を第一に考えた水田が渋々承諾したと聞いています」
そして12月12日、和牛は解散を正式に発表したのだった。来年3月までの間、予定されていたステージは休演になるという。
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現在配信中の「週刊文春 電子版」では、和牛解散の裏側を詳報している。13年前の“もう1つの解散危機”や、和牛マネージャー直撃の詳しい様子なども合わせて報じる。
“M-1グランプリ3年連続準優勝”人気お笑いコンビ「和牛」が解散 「一生、2人でやっていこう」と話していたのに《いったい何が?》
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