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「詐欺と一緒だよ」

「警視庁が告訴状を受け取った10月25日以降、大塚署に捜査一課の捜査員が集結したなんて話はとんと聞かないし、2018年の再捜査でX子の取り調べをした俺のところにも、ただの一度も連絡はない。

安田種雄さんの父(左)と姉(右) ©︎時事通信社

 つまり、今回の警視庁による“再々捜査”は、遺族にたった一度だけ、ほんの少し話を聞いただけに過ぎず、端からやる気なんて全くなかったんだ。それなのに『捜査は尽くした』などと遺族に説明していたとしたら、詐欺と一緒だよ。曲がりなりにも警視庁の捜査一課で18年間も働いていた人間としては恥ずかしい限りだ」

元取調官の佐藤誠氏

 そして、今回の動きの背後にある警視庁の“思惑”を語るのだった——。

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 現在配信中の「週刊文春電子版」では、佐藤氏へのインタビュー全文を配信している。ニュースを見て佐藤氏が最初に疑問に感じたこと、「木原事件」をめぐる警視庁の思惑、佐藤氏が考える再々捜査の問題点、佐藤氏が安田さんの怪死が自殺ではないと判断する理由、そして検察に期待することなども詳しく報じている。

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