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どこに座れば快適か? 座席選びの鉄則12カ条――鉄道編

プロが教える「旅の新常識」

2018/04/02
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5.隣に人が来たら逃げる「逃げ水」作戦とは?

 指定席の場合、どんな人が隣に来るかはわからない。だが、隣に人が来るか来ないかの情報を得ることはできる。「えきねっと」(https://www.eki-net.com/pc/personal/yoyaku/wb/Common/ReserveTop/ReserveTop.aspx)(JR東日本)・「e5489」(https://www.jr-odekake.net/goyoyaku/e5489/)(JR西日本)などで予約をする際、できるだけ隣に人がいない席を予約する人がほとんどだろうが、いったん座席を指定した後は隣席がどうなるか確認する人は少ないのではないだろうか。座席の変更は1回までは無料で変更できる(一部の列車は無制限に変更可能)。スマホを持っていれば、出発直前までリアルタイムで座席の空席状況を確認しながら、変更が可能である。

6.コンセントを使いたいなら窓側?

 東海道・山陽・九州新幹線のN700系の普通車を利用する場合、コンセントは窓側の座席の足元にしかない。このコンセントを使用する権利について明文化はされていないが、やはり位置からして窓側の人でないと使いづらいだろう。

7.風圧を避けたいなら進行方向左側を

 新幹線は高速で移動するため、対向列車とすれちがうとき、かなり衝撃を感じる。対向列車は進行方向右手側になるので、進行方向左側の席にすれば影響をおさえられる。

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8.順光の席を選べ

 列車に乗ると、景色を堪能したいのにシェードが下ろされており、がっかりした経験はないだろうか。時間帯と進行方向を考慮すれば左側・右側のどちらに日が差し、差さないかは特定ができるはず。順光側ならば直射日光を浴びることはないし、ほかの人にシェードを閉められて残念な思いをする可能性も低い。さらに車窓の風景をとるときに綺麗な写真をとることもできる。