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今年の8月には逮捕されていた
姉本人が打ち明ける。
「妹から交際相手に過度な暴力を受けていると聞かされていました。私は何度か警察署に相談に行ったのですが、妹とBは強い共依存状態にあるからと取り合ってもらえなかったんです。今年の4月と6月には『休まないと死んでしまう』と医師から言われるほどの怪我を負わされて、それから妹は入院を繰り返していた。でも、Bからの暴力はなくなるどころかエスカレートしていきました」
同年8月9日、A子はBさんから身体を数十カ所殴打されたことで緊急搬送された。この時の診断書には〈四肢・体幹打撲〉〈尿管損傷の疑い〉〈膀胱損傷の疑い〉〈顔面打撲〉〈第3棘突起骨折〉と記されている。
この様子を見た姉はすぐにA子のもとに駆けつけたという。
「このままだと妹がBに殺されるか、妹がBを殺すかのどっちかになってしまうと思い、警察署に向かいました。そして、8月17日にBが逮捕されましたが、不起訴となり約20日で釈放。その後、接近禁止命令が出されました。ところが、Bはその2日後に妹にSNSで連絡を取っていたのです。結局、離れることができなかった……」
BさんによるA子への“アプローチ”はそれだけではなかった。