文春オンライン
〈本当の赤ちゃんいたら良かったな〉刺された23歳男性の“血まみれ自撮り写真”《歌舞伎町ホスト殺人未遂事件》逮捕25歳女の実姉が証言「2人は共依存。男は8月にDVで逮捕された。それでも妹は別れなかった」――2023年読まれた記事

〈本当の赤ちゃんいたら良かったな〉刺された23歳男性の“血まみれ自撮り写真”《歌舞伎町ホスト殺人未遂事件》逮捕25歳女の実姉が証言「2人は共依存。男は8月にDVで逮捕された。それでも妹は別れなかった」――2023年読まれた記事

source : 週刊文春Webオリジナル

genre : ニュース, 社会

note

〈本当の赤ちゃんいたら良かったな〉

 SNSでの連絡の他にも、BさんはA子の自宅玄関のドアノブ部分に〈今でも大好きです。ごめんね〉〈結婚して家族になりたかった〉などと書いた手紙と一緒に〈キャラメル、トトロ、キノコ、ジェシー〉と呼ぶ“思い出のぬいぐるみ”を掛けた。「週刊文春」はこの手紙の写真を入手。そこには〈本当の赤ちゃんいたら良かったな〉などとも綴られていた。

Bさん(本人TikTokより)

 あの手この手を繰り出すBさんによって、A子の感情は複雑に絡み合っていくばかりだった。

 A子の姉が語る。

ADVERTISEMENT

「この時も妹から『助けて』と連絡がきたので、すぐに警察へ通報したのですが……。その矢先に今回の事件が起きてしまった」

 事件当日の夜、A子はBさんに向かって「クソガキよ! お前、人のことぶっ壊してな! 舐めてんなよ、コラァ!」などと罵詈雑言を浴びせていた。ところが——。

刺された直後のBさん

 Bさんの友人女性が、事件直前の2人の様子を証言する。

「実はあの日、BはA子とデートをしていたんです。B本人から聞いていました。事件の数時間前には、一緒にお風呂に入るための入浴剤を買うために2人で薬局に行ったとも話していた。その後、A子が『焼肉食べたい』と言い出して、焼肉屋に向かう途中で刺されたとBは言っていました。また、Bは『今日(取材日=11月6日)から(ホスト店に)出勤もする』と、あっけらかんとしていました」

関連記事