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日本学生野球協会はイジメを認定
A君がメモを提出してから2カ月後の12月15日、日本学生野球協会は2年生部員8人によるA君へのイジメを認定。同校に「3カ月間の対外試合禁止」という処分を科すことを発表したのだった。
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千葉学芸高校は近年、急激に成長を遂げた強豪校の1つだ。2021年には春季千葉県高校野球大会で優勝。同年のドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから2位指名を受けた有薗直輝選手を輩出している。さらに2022年夏の大会では、対戦相手を82-0と歴代2番目の大差をつけて破ったことも話題となった。
「千葉学芸高校の野球部が頭角を現したのは2017年以降のこと。三重高校野球部出身で自身も1992年に春夏で甲子園に出場経験を持つ監督が就任したことがきっかけでした。この監督が就任した当時の野球部員は14人だけでしたが、今や100人超の大所帯。学年の3分の1は野球部に所属しており、そのほとんどが寮生活を送っています」(千葉学芸高校関係者)
だが、そんな新鋭の野球部で卑劣なイジメ事件が起こっていた。
「千葉学芸にとって野球部は生徒たちを呼び込む金看板なので、傷つけたくないのが本音でしょう」
そう語るのは、自身の息子が野球部に所属する保護者男性の1人だ。
「週刊文春」取材班が入手したA君のイジメに関する学校側が作成した最新の調査報告書によると、イジメが起こったのは、2023年6月13日21時過ぎのことだった。