退職金の減額処分…前田氏が激怒した理由
「BS番組のネット配信は放送法で認められておらず、総務省の認可が必要な事業。しかし、前田氏が退任前に組んだ23年度予算案では、これに約9億円がつけられていた。しかもこの予算は理事会の承認を得ずに、一部の理事が稟議書を回す形で決定していた。稲葉会長は『このまま進んでいたら放送法違反になる恐れがあった』として、昨年7月に前田氏の退職金を10%減額する異例の処分を下しました」(同前)
これらの処置に対し前会長がパブコメを通じて抗議文を送る「異常事態」が生じたというわけだ。前出のNHK関係者が続ける。
「あまりに激しい前田氏のパブコメに触れ、NHK内部では『前田さんは古巣に対して訴訟を起こすつもりなんじゃないか』と戦々恐々としています」
一体、「みなさまのNHK」で何が起きているのか。記者が真意を聞きに行くと前田氏本人が取材に応じ、50分間にわたり、古巣をひたすらに「ぶった斬り」したのであった。
1月18日(水)発売の「週刊文春」では、前田氏が小誌に明かした、NHK現経営陣の問題点について詳報する。また、前田氏の「告発」について、稲葉会長も取材に応じている。さらに1月17日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」では、前田氏の直撃インタビューの全容を一挙掲載している。
NHK“新旧会長バトル”勃発!「稲葉氏は素人。謙虚に仕事した方がいい」「前田さんはほったらかしにして行っちゃった」《双方の言い分を全文掲載》
週刊文春電子版の注目記事
文藝春秋が提供する有料記事は「Yahoo!ニュース」「週刊文春デジタル」「LINE NEWS」でお読みいただけます。
※アカウントの登録や購入についてのご質問は、各サイトのお問い合わせ窓口にご連絡ください。