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保護者会で幹部たちが露呈した“しどろもどろ”

「予定では1時間程度の会合になるはずだったんですが、その程度で済む状況ではありませんでした。会の冒頭に理事長が『自分に責任がある』と辞任する意向を示したのですが、学校への不信感を持つ保護者は収まりません。結局、予定時間を大幅に超えました」

ハリビの理事長と学園長(学校HPより)

「学校は事前に作成した“想定問答集”で保護者会を乗り切ろうと思っていたようですが甘かったですね」と言うのは前出のAさんだ。ヒートアップする保護者を前に、「ハリビ」の想定はみるみる破綻していった。

「次々と投げかけられる保護者からの質問に、理事長以下『ハリビ』の関係者はしどろもどろになったようです。“カンペ”だけで乗り切る肚だったのに、予定は大きく狂い、会場裏手の職員があわてて議事録をとる羽目になったとか。とにかく会は大混乱だったそうです」(Aさん)

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 荒れに荒れた保護者説明会は、「ハリビ」の「疑惑」が明るみに出た際に最高潮を迎えた。

保護者会で説明に立つハリビの理事長(RKBオンラインより)

「遺族の言葉」をでっちあげた?

「亡くなった生徒の葬儀に参列なさったという方が質問された時です。学校から送られてきたメールについて遺族と会話したそうなんですが、全保護者に送られたメールを遺族だけが受け取っていなかったって言うんです」(参加した保護者)

学校が保護者に送ったメール。たしかに遺族のコメントが明記されている

 報じられているように「ハリビ」は事故の状況、判明した事実について保護者宛にこれまで計6通のメールを送っている。

「6通目のメールには遺族が学校に託したというメッセージが記されていました。それなのに、当の遺族がメールのことを知らなかった。『初めて知った』と驚いていたそうです。一体どういうことなんだと、『ハリビ』に説明を求める声が方々で上がりました」(同前)

 保護者らの剣幕にあわてた学校側は「6通目のメールの遺族の確認はとっている」と答えたという。右往左往の対応に終始した保護者説明会は、予定の時間を大幅にオーバーし、3時間を超えたところで閉会した。

学校側の出席者は幹部と弁護士に限られた(RKBオンラインより)

「保護者の不信感もこれ以上ないくらい高まっていて、2回目の保護者会を求める声が後を絶ちません。生徒たちも動揺しています。美容師の国家試験を控える2年生の中にも、退学を希望する生徒が続出しています」(前出・Aさん)