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 大荒れの保護者会の焦点になった「メール」と「遺族のコメント」に関し、ハリビに問い合わせたところ、前回同様、学園長の古賀郁氏が取材に応じた。

そんなことはありえません!

――「遺族にのみ学校からのメールが送られていなかった」ことが保護者会で議論の的になったと聞いているが。

「これはありえません。遺族の方ふくめ、すべての保護者の方にメールをお送りしています」

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――6通目のメールの「遺族コメント」は遺族の了承を取っていないのでは、という話も出たそうですね。

「これはちょっと理解しがたい話です。遺族の方と直にお話もしていますし、メールの文面もご確認いただきました。こういうメールを保護者宛にお送りしようと思っておりますとご相談して、『はい。大丈夫です』というご承諾をいただいています」

――では、保護者会でそういう話が出たのはどうしてですか?

「それはわかりかねます。保護者会でご質問に立った方が何を思ってそういうお話をなさったのかはわかりませんが、ご質問のような事実はありません」

 事故からひと月が過ぎた。すべては「ハリビ」への不信感が招いた事態ではないのか。