釣り人のニーズに合ったアイテムを毎年のように市場に投入し続けるダイソー。

 新商品が出るたびに購入してきたが、追いつけないほどラインナップが揃ってきた。言わずもがな、購入してみたものの結局釣具メーカーが販売する製品の方がコスパに優れていると感じたアイテムも存在する。価格的に玉石混淆は仕方がない。しかし、使い込むほどに真価を発揮してきたアイテムもある。

 それは2021年に彗星の如く登場した1000円のルアーロッド(210cm)だ。「ルアーロッドが1000円なんて破格すぎ」「コスト度外視」とSNSやYouTubeで話題になり、一時期品薄状態が続いた。

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ダイソー1000円ルアーロッド

 購入当初は“値段相応に楽しめるロッド”という印象を抱いていたが、今では「遊び心満載のロッド」として私の中で聖剣的位置づけになっている。今回は格安なのに高級魚から大物まで釣れる、ダイソーの1000円ルアーロッドの魅力を紹介する。

使い込んで分かった「ダイソー1000円ルアーロッド」のすごさ

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 ダイソーアイテムを楽しむうえで重要になってくるのはコスパの概念。単に良いか悪いかで判断するのであれば、当然釣具店で販売されている1万円クラスのルアーロッドの方が性能は格段に上がる。

 例えば高反発でキャスト時の飛距離が出るカーボンが使用されていたり、錆びにくいガイド、強度の高いリング(ラインが干渉する輪の部分)など、魚をかけて釣り上げるまでの各所にアドバンテージがある。

 しかしダイソー製品に求めるのは「1000円でどこまで遊べるか?」だ。