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《この節目に、安倍派は記者会見の要請に応じず、1枚紙のコメントで済ませた。不記載の総額などを示しただけで、「詳細は総務省のホームページで訂正された収支報告書をご覧ください」というのだから、ふざけている。》(朝日新聞社説2月2日)

「ふざけている」と書かれても、問題は終わったとばかりにニヤニヤしている安倍派幹部の様子が国会ニュースなどで確認できた。有権者はどうせ忘れると高を括っているのだろうか。

裏金問題を風化させない「アイディア」

 それなら、裏金問題を忘れないように今後は名前の後に不記載額を表示したらどうだろう。直近の役職の代わりに。

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・萩生田光一前政調会長→萩生田光一2728万円
・松野博一前官房長官→松野博一1051万円
・高木毅前国対委員長→高木毅1019万円

 というふうに。

 これだと忘れることはない。そして「総理2800 すがっち500 幹事長3300 甘利100」という、2019年の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、検察が河井克行元法相の自宅から押収したというメモも一緒に思い出せる。あの数字もまさに見えない政治とカネの話だ。「すがっち500」も「萩生田2728」も決して風化させてはいけないのである。