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「嫉妬」

6月14日

 グループ内で、色んな女の子がいて、それぞれが様々な評価をもらっている。

 一人ひとり全然違うのに、同じグループにいるだけで比べられている。競っているようにも思う。それで、自分が置いてきぼりになってしまったように感じることもある。その反面、活動していて、「モモコグミカンパニーっていいよね」と言われたときより、「BiSHっていいよね」と言われたときの方が嬉しい。

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©鈴木七絵/文藝春秋

 なぜかというと、自分が所属しているものや周りのものは、自分以上に自分を表している気がするからだ。

 嫉妬という感情について考えてみる。狭い世界で見ると、自分も同じような活動をしているのにどうしてあの子だけ、なんて思ってしまうこともある。自分中心に考えてしまっているときだ。でも私たちは「たまたま」同じグループにひと括りになっているだけなのだ。少し視野を広げて、外からBiSHを見てみたらどうだろう。他のメンバーの強さは、「BiSHのモモコグミカンパニーです」と言っている限り、自分の強さにもなる。本当は、嫉妬なんかする時間があったら、もっとその子の上手くいっている理由を考えて吸収すればいい。もっともっと自分のことのように称賛するべきなんだと思う。