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「2001年から今日までの間に、300人以上のアフガニスタン人の通訳が命の犠牲を強いられた。そして何千人ものアフガニスタン人の通訳が、アメリカ政府がビザを発行してくれるのを待っている。そんな状況がずっと続いているんだ。これはとても複雑な問題。だが、今の世の中はニュースのサイクルが早くて、どんな話題もすぐに忘れ去られてしまいがち。この映画のおかげでこの問題に再び光が当たることになれば嬉しい。そして、人々が、それまでと違い、感情的にこの事柄にコネクトしてくれることを願うよ」(ギレンホール)

ジェイク・ギレンホール 1980年アメリカ生まれ。子役で映画デビューし、初主演した『遠い空の向こうに』(99年)で高評価を受ける。2005年の『ブロークバック・マウンテン』で英米のアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、英では受賞。

ダール・サリム 1977年イラク生まれ。6歳の時、難民としてデンマークに移住。陸軍で軍隊経験がある。同国のテレビドラマに出演することから俳優としてのキャリアを始め、2011年には米の人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』、映画『デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-』に出演。

INTRODUCTION
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』『スナッチ』など、ポップかつスタイリッシュ、ひねりのきいたユーモアに満ちた痛快なクライム・アクションを世に送り出してきたガイ・リッチー監督が、初めて挑んだ社会派ヒューマンサスペンス。「アフガニスタン問題とアメリカ軍に協力したアフガン人通訳についてのドキュメンタリー」を観て心を動かされた監督が、その驚愕のエピソードを基に、これまでのガイ・リッチー節とは全く異なるリアルな緊迫感に満ちたヒューマンドラマを作り上げた。

STORY
2018年、アフガニスタンで米軍部隊を率いるジョン・キンリー曹長(ジェイク・ギレンホール)は通訳としてアーメッド(ダール・サリム)を雇う。部隊は任務中にタリバンの攻撃を受けキンリーとアーメッド以外は全員死亡。アーメッドは瀕死のキンリーを100kmも歩いて運び、その命を救う。帰国したキンリーはアーメッドが約束されたアメリカへの移住ビザを受け取ることなく潜伏していることを知り、彼を救うべく自力で戦地に戻る──。

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STAFF & CAST
監督・脚本・製作:ガイ・リッチー/出演:ジェイク・ギレンホール、ダール・サリム、アントニー・スター、アレクサンダー・ルドウィグ、ボビー・スコフィールド、エミリー・ビーチャム、ジョニー・リー・ミラー/2023年/アメリカ/123分/配給:キノフィルムズ/2月23日公開