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「どうせやるなら、風俗の仕事でも良くない? って思って。風俗の仕事に抵抗感は全然なかったです」

 性風俗の仕事を始めて6年ほどになるキョウコさんは、性風俗の仕事=性を売る仕事とは思っていない。「ただ、客に“穴と膣壁”を貸してるだけ」と、あっけらかんと言う。

風俗の仕事で稼いだお金の使い道

「完全に割り切ってるから、汚いとかも思わないし、病むこともないです」日本ではデリヘル、ファッションヘルス、ソープランド、メンズエステ、SMヘルスなど、一通りのジャンルで働いた。6年余りでの経験店舗数は140近い。

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「合わないと思ったらすぐに他に移るし、国内の出稼ぎ(全国各地の風俗店への出稼ぎ)をかなりやってきたのもあって、経験店舗数は多いですね。会社とキャバクラの両立で稼いでいた額を、風俗の仕事は3~4日で超えられる。前より全然稼げるようになって、めちゃくちゃいい仕事だなって思いました」

 順調に稼いでいたのだが、そのうち稼いだお金の大半をホストクラブで使うようになった。風俗の仕事を始めてから都内に引っ越したものの、最初のうちは東京に友達がおらず、寂しかった。そんななか、同郷の友人がホストクラブで働いていると知り、「せっかくなら行ってみようかな」と思って足を運んだのが、通うようになったきっかけだ。

「お酒を飲むのが好きだから、飲めれば基本的にはどこでも楽しい。ホストクラブは雰囲気が好きなのもあるかな。お金を払ったらその分、もっと楽しく飲める。だったら全然お金払って楽しく飲むよって感じで通い始めて」

写真はイメージ ©AFLO

コロナ禍で出稼ぎを決意

 5年半ほど前から、指名している特定のホストにお金を使うようになった。これまでそのホストにつぎ込んだ額は、約1億円にも上る。コロナ前は年収が約2800万円あり、うち2300万円ほどをホストに使っていたが、コロナ禍で突如、思うように稼げなくなった。海外出稼ぎを決めたのは、それが理由だ。