普段はすごくシャイ
与儀 今後は過激な発信の仕方ではなく、「今こういう問題で困っている方たちがどれくらいいて、それに対してこのような有益なデータがあるので、◯◯という施策を提案します」といったような、初手からきれいな発信をしていきたいと思っています。
――与儀さんに今日はじめてお会いしたのですが、SNSでの印象と違って、物静かといいますか。
おかもと 普段はあまり喋らないし、すごくシャイなんですよ。私のことを「まり」って呼べないから、いつも「あなた」って呼ばれてますし、「好き」とか「かわいい」も2回くらいしか言ってもらったことないです。
与儀 僕自身が勘違いされたり、悪く言われるのはいいやと思っているんですけど、今は家族がいるので、SNSで尖りすぎないようにしようと思っています。
今後も地方議会のあり方に意見をしていく
――与儀さんは今後も政治家を続けますか。
与儀 そもそも、地方議会が何をやっているのか、どんな役割を担っているのかということは広く周知すべきだと思っていますし、僕もはじめて政治家になって、根本から改善をしたほうがいいと気づいたので、そこには力を入れていきたいです。
ただ、僕は僕の幸福度を下げることはしたくないので、自分が苦痛を感じることはやりません。
――政治にかかわると、幸福度は下がりますか。
与儀 難しい質問ですね。ただ、よく分からないセレモニーに毎回出席して、いい顔して回ったり、ペーパーを配って終わるような会議への出席を強制するようなやり方は、僕にとっては苦痛なので、今後も地方議会のあり方に意見をしていこうと思います。
――では最後に、ご夫妻としてどんな暮らしをしていきたいですか。
おかもと 今、私は家事のほとんどを担当しているんですけど、それに対してコメントももらっていて。私はシングルマザー時代が6年近くあったので、家族が増えたというそれだけでありがたいし、労ってくれる人がそばにいることが嬉しいんです。それに、息子は父親を欲しがっていたので、すごく喜んでいて。
今後は、願わくば、もう一人子どもができたらいいなと思っています。
写真=末永裕樹/文藝春秋