文春オンライン

元TBSアナウンサー小林悠(38)退社8年目の初告白「新人時代にみのもんたさんが…」安住紳一郎アナから突然受けたアドバイスの中身

source : 週刊文春Webオリジナル

genre : エンタメ, テレビ・ラジオ, 芸能, 働き方

note

 その頃、支えてくれた会社経営者の男性の存在が小林さんにとって大きかったという。退社後、小林さんはその男性と結婚。彼は1億円超のマイバッハを所有するセレブだった。

 だが、さらに彼女を苦難が襲う。

「実は、退社した直後、大きな疾患が見つかり、大変な手術を経験しました。執刀した先生からは『あのとき退社せずに番組をやる選択をしていたら命に影響があったかもしれません』と言われました。その後は日本と海外を行き来してリハビリ生活を送ることになった。そして、身体を壊したことがきっかけでアロマテラピーを学び始めたのです」

ADVERTISEMENT

“第2の人生”で始めたこと

 大病を克服した後、小林さんは日本アロマ環境協会のアロマテラピーインストラクターの資格を取得。アロマテラピーやヘアメイクの講師として第2の人生をスタートさせた。

「今、夫と大型犬のリリーちゃんと3人暮らし。365日、朝晩にリリーちゃんの散歩をする毎日で、近所では『リリーちゃんのママ』として知られています。アナウンサーの過去を知っている人はいないんですよ」

©文藝春秋

 退社後は「まず、曜日の感覚がなくなった」という。

「今は、ゴミの日で曜日を判断しています(笑)。仕事に根ざしていたものが、生活に即したものになった。でも、一方でアナウンサーの職業病も抜けない。普段から言葉遣いが丁寧すぎるし、人の会話のイントネーションが妙に気になってしまう。アナウンサーはアクセント辞典を日々読むのですが、いまだに家にはその辞典があって、時々チラ見して確認してしまう癖がありますね」

 昨年夏、小林さんは故郷の札幌で自動車免許を取得した。

「教習所でAEDの使い方を学びました。受講生たちが資料を渡され、一人一人音読するのですが、私が音読したら先生がギョッとした顔で向き直り『なんで、そんな上手に読むんですか!』って。無事免許は取れましたが、まだ東京では怖くて運転できていません。マイバッハですが……まだ家にありますが、私は乗りません(笑)。」