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座りすぎると老化が進む
また、2019年の調査で、日本人は主要20カ国の中で、座っている時間が最も長い(1日で7時間)生活を送っていることが明らかになりました。
実はこれが大いなるリスクになっていることも、徐々に明らかになってきています。
・1500人の高齢者を対象にした研究では、1日に10時間座って過ごし、なおかつ中程度の運動を40分以下しかおこなわない人は、体や健康面で実年齢よりも8歳老けている
・いくつもの研究で、座りっぱなしの生活がアルツハイマー病の予測因子とされている。じっと座っている時間が25%減れば、世界のアルツハイマー病の患者が100万人減るといわれている(現在、全世界のアルツハイマー病患者は約5000万人)。
本書では、「椅子の誘惑に打ち克つためにすべきこと」が、3つのステップに分けて記されています。どれもちょっとした工夫で実行できるはずのルールです。
まずは「座りすぎないこと」、ここが、脳を健康に保つためのファーストステップです。