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〈1983年の名古屋が舞台〉注目俳優・芋生悠と杉田雷麟が「井浦新」から学んだこと

映画『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』

2024/03/14

source : 週刊文春CINEMA 2024春号

genre : エンタメ, 映画

note

同世代にも楽しんでもらえたら

芋生 事実の可笑しさ、そして竹中直人さんをはじめとする俳優陣のイキイキした存在がユーモアに繋がっていったのかも。私たちが演じる二人の青春に喜怒哀楽も感じられるよう。

杉田 同時代の映画ファン、そして僕たちと同世代にも楽しんでもらえたらと思っています!

©深野未季/文藝春秋
撮影中に偶然通りかかった、若松孝二監督役の井浦新さんと ©深野未季/文藝春秋


力田都麦(THE FACE MAKE OFFICE)=ヘアメイク
杉田雷麟 スタイリスト:青木沙織里、衣装協力:que 

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プロフィール
いもう はるか 1997年熊本県生まれ。 2015年⼥優業をスタート。主演映画『ソワレ』(20年)で注⽬される。最近の映画作品に『こいびとのみつけかた』(23年)、『朝がくるとむなしくなる』(23年)、『夜明けのすべて』(24年)、『次元を超える TRANSCENDING DIMENSIONS』(24年・夏)が公開予定。

 

すぎた らいる 2002年栃⽊県生まれ。2017年より俳優活動を開始。19年、映画『半世界』で稲垣吾郎の息⼦役を演じ、ヨコハマ映画祭最優秀新⼈賞などを受賞。主な出演作に、映画『福⽥村事件』(23年)、主演の新作『プロミスト・ランド』(24年)が6月に公開予定。

INTRODUCTION
映画を武器に激動の時代を⾛り抜ける若者たちが躍動する『⽌められるか、俺たちを』(18年)。本作はそれから10年後の1980年代、若松孝⼆監督が名古屋につくったミニシアターを舞台にした続編だ。若松孝⼆を演じるのは、前作に引き続き井浦新。映画館支配人に新境地を開拓し続ける東出昌⼤。⾦本法⼦に芋⽣悠、井上淳⼀に杉⽥雷麟。監督は前作では脚本の井上淳⼀があたり、自身のほろ苦い青春時代を痛快に描いた。

STORY
映画館から⼈々が遠のき始めた1983年、若松孝⼆監督は名古屋にミニシアター・シネマスコーレをつくる。⽀配⼈に抜擢されたのは、結婚を機に東京の⽂芸坐を辞めた⽊全純治。⽊全は若松に振り回されながらも危機を乗り越えていく。⾦本法⼦は「⾃分には撮りたいものなんか何もない」と⾔いながら、映画から離れられない。映画⻘年だった井上淳⼀も監督になりたい⼀⼼で若松プロに入るが、才能のなさを嫌でも⾃覚させられる。

STAFF & CAST
監督・脚本 : 井上淳一/出演 : 井浦新、東出昌⼤、芋⽣悠、杉⽥雷麟/2023年/⽇本/119分/配給:若松プロダクション スコーレ株式会社/3月15日公開

〈1983年の名古屋が舞台〉注目俳優・芋生悠と杉田雷麟が「井浦新」から学んだこと

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