「すでに台本は配られていますが、必要最低限しか配布されず、データでの展開はNG。打ち合わせやポスター撮影で木村さんがテレ朝局内に訪れても、スタジオや楽屋に番組名すら書かれない徹底ぶりです。まさにテレ朝内の“別班”ですね」
そう語るのは、木村拓哉(51)が主演を務める4月クールのテレ朝木曜ドラマ『Believe―君にかける橋―』の関係者。
木村がインスタグラムのストーリーズに、青空と海を背景にドラマのタイトルが現れる映像を投稿したのは2月29日のこと。物語や共演者についての情報は一切なく、テレビ朝日のドラマ公式SNSのみが告知されるという“異例の情報解禁”となった。
新たに決まった役は“脱獄犯”
木村といえば、昨年9月故ジャニー喜多川氏による性加害を巡りジャニーズ事務所が記者会見を行った際、自身のインスタグラムに自撮り写真とともにジャニー氏のモットーである《show must go on!》の言葉を投稿し、大炎上。この時すでに木村がテレ朝のドラマに主演することは内定していたが、問題の煽りを受けて制作は一時ストップしてしまった。
「当初、木村が演じる予定だったのは、“忖度なしに真実を追求する報道キャスター”の役柄。ところがジャニーズ問題を巡っては、テレビ局が事務所サイドに配慮や忖度してきた実態も明らかになっており、企画はいったん白紙になった。主演の木村をそのままに企画が練り直されることになり、新たに決まったのが“脱獄犯”という役どころ。冤罪をかけられた男が、自らの潔白を証明するために脱獄し、事件の真相を追うという物語です」(芸能記者)