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役を受けた段階で肉体作りが必須と理解
エフロンの弟たちを演じるのは、ジェレミー・アレン・ホワイト(『一流シェフのファミリーレストラン』)、ハリス・ディキンソン(『キングスマン:ファースト・エージェント』)、スタンリー・シモンズら。
ダーキン監督は、エフロンを主演に決めた後、兄弟としての相性がよさそうな役者を選んでいったという。特訓や体作りを一緒にやったことも、仲間意識を高める上で効果的だった。実際、彼らの肉体面での変化には心底驚かされる。
「フォン・エリック兄弟の肉体と僕らのそれは、当然だけれども、まるで違っていた。彼らはアスリート、僕らは俳優なんだからね。役を引き受けた段階で、肉体作りが必須だということはわかっていたよ。
もともと僕は体を動かすことが好き。だけど、スキーやロッククライミング、ハイキング、マウンテンバイクなどで、ボディビルディングは普段、やらない。
今回、ケビンを演じる上で、僕にははっきり定められた目標があった。その肉体に、締め切りまでに到達するということだ。僕は必死になってそのための努力をしたよ。
見た目をケビンと似せるという一番のゴール以外にも、プロレスラーの心理に入っていけるというメリットもあった。撮影が終わってからは、アーノルド・シュワルツェネッガーのモードから切り替え、また普段の自分らしいワークアウトに戻っているが」
その体験は、大変ではあったが、非常にやりがいがあり、楽しくもあった。