日本中に衝撃をもたらした、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平の通訳・水原一平氏の解雇。複数の米メディアは水原氏が違法なスポーツ賭博に関与し、大谷の資金を流用していた疑いを報じており、大谷選手を公私ともに支えてきた専属通訳の解雇は大きな波紋を巻き起こしている。
北海道生まれの水原氏は、6歳の時、すし職人だった父の英政さんがロサンゼルスで板前を始めるために家族で渡米。現地の高校・大学を卒業したとされた。
「州立の名門大学を卒業」のはずが…
「水原氏の学歴については、これまで大リーグの公式ウェブサイトを始めとする複数の媒体で『カリフォルニア大学リバーサイド校卒業』とされてきました。同校はロサンゼルス郊外の街、リバーサイドにある州立の名門大学です」(スポーツ紙記者)
大リーグの公式媒体でも名門大学を卒業したと紹介されている水原氏。さらに、「週刊文春」は、昨年まで大谷が在籍していたエンゼルスがメディア向けに毎年配布している「メディアガイド」を入手。そこにも水原氏のプロフィールとして、同大を卒業した旨が記載されている。
「大谷を紹介するページの下段に水原通訳も登場しているのですが、去年も一昨年も、同じプロフィールが記されていました」(現地記者)
ところが、その経歴にも疑惑が浮上した。米ロサンゼルスの地元メディア「NBC Los Angels(NBCLA)」が、“学歴詐称疑惑”を報じたのだ。