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タワマンと低層マンション、両方に住んで選んだのは…
「私が入居していたタワマンは入居時の審査から『結構緩いな』と感じたのですが、低層マンションはYouTubeの撮影禁止など細かいルールがたくさんあって、不自由に感じることもありました。
2LDK以上のファミリー向けの部屋がメインなので、経営者の家族や、40代50代以上の富裕層など住民は落ち着いた雰囲気の人ばかり。タワマンはスタートアップ系の経営者、低層マンションはすでに実績のある会社経営者が多かったですね。住民同士の関わりもあまりなく、プライバシーも守られていたので、世帯数の割に有名人が多く住んでいたのは低層マンションの方でした」
港区タワマンのようなギラギラとした上昇志向を持つ若者は、福田さんの住む低層マンションには少なかったという。
「もちろん場所にもよりますが、家賃250万円以上のハイエンドかつ広い部屋を借りようとすると、タワマンより低層マンションのほうが選択肢は多い。そういう意味で、お金持ちはタワマンより低層マンションを選ぶ……というのは一理あるのかなと思います」
一方、20代から30代にかけてタワマンと低層マンションを渡り歩いた福田さんは、現在はどちらにも住んでいない。
「ここ数年はほとんど海外で過ごしているので、マンションは解約しました。日本にいる間はホテル暮らしで十分だなと。実際、部屋を借りていないと身軽に動けてモチベーションも上がります。持ち物はスーツケース1つあれば十分なので、理想の生活が送れていますね」
もはや住む場所にはこだわらないようだ。