ゲームも8型以下と10.1型以上では露骨な差が出る
ゲームではなにより端末自体のパフォーマンスが重要になります。ベンチマークで各モデルを測定すると、7型が「5080」、8型が「6596」、10.1型が「17748」、11型が「22743」と、露骨な差が出ます。11型および10.1型はメモリが4GB/3GB、CPUが8コアということで、メモリが2GB、CPUが4コア/6コアの7型および8型との差は歴然です。
なかでも7型は、一般的なメニュー操作でも、タップしたあとに反応するまで待たなくてはいけないなど、遅さがはっきり体感できるくらいですので、処理能力が求められるゲームでは実質使い物になりません。8型についても似たりよったりですので、候補は11型、もしくは10.1型の2つに事実上限られます。
ただし気をつけたいのはそもそもFire自体、ゲームアプリのラインナップに乏しいことです。そのためパフォーマンスをチェックするより前に、自分がプレイしたいゲームがFireで利用できるかを確認するほうが先ということになります。そもそもFireに対応せず、4モデルすべてが失格となる場合があることは、念頭に置いておいたほうがよさそうです。
カメラで選ぶなら事実上11型の一択
一般的に、カメラによる撮影はタブレットよりもスマホを使う人が多いはずですが、Fireシリーズに搭載されるカメラは、音量をミュートにするとシャッター音を完全に消せるという隠れた特徴があり、例えば寝ている赤ちゃんやペットの撮影をしたい場合には、魅力的な選択肢です。
ただしカメラの性能差はかなりあるため、選択は間違えないようにしたいものです。まず7型と8型は、画素数が2メガピクセルと低いためアウト。10.1型は、この2モデルよりはマシですが、5メガピクセルという画素数ほどにはきれいに映りません。カメラを使いたければ8メガピクセルの11型一択と言っていいでしょう。