1ページ目から読む
2/3ページ目
「LINEっていうのは、彼らも相当思い入れがあって」
宮川氏は花園大学文学部仏教学科卒業後、1991年にももたろうインターネットを創業した。2003年にソフトバンクグループ入り。技術担当役員を務め、2018年に副社長、2021年に社長に就任した。グループの総帥・孫正義会長兼社長(66)の信頼も厚く、「右腕」と呼ばれる人物だ。
果たして、NAVERとはどのような交渉を重ねているのか。宮川氏に聞いた。
――NAVERは株を手放したくないのでは?
「彼らから言うと、手放す理由が見つからないって感じかな。お金に困っているとか、そういうタイミングでもないし。仮に1%でも株が移動してしまうってことは、経営権を放棄することになるから。LINEっていうのは、彼らも相当思い入れがあって、(彼らが)作ったサービスなので」
――孫さんはLINEの問題や、出資比率の件をどう見ている?
「孫さんが一番ね……。交渉は僕がやっているんだけど、向こうの理屈もある」