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まんきつ 本当にそうなんです! ほかには歯列矯正もよかったですね。昔は「弁当箱みたいだね」と言われるくらい輪郭が真四角だったんですけど、歯を抜く矯正をしたら、すごく小顔になりました。いろいろ試してきましたが、一番よかったものとなると、顔脱毛と歯列矯正に落ち着きます。

歯医者に前歯を勝手に削られたことも…

――時間とお金が無限にあったらやりたい美容はありますか?

まんきつ もう一度、切開リフトをやりたいです。手術を受けたときから痩せたぶんゆるみが出てしまったのをまた上げたい。いやぁ、切開リフトでもう一区切りだと思っていたのに、今度はまぶたのゆるみやウエストが目につくようになり、ひとつ解決しても次から次へと気になって……。

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まさに獣道! ゴールが見えない美容の奥深さ ©細田忠/文藝春秋

――美容を頑張っていると、容姿への解像度がどんどん上がるので、悩みのタネが無限に見つかりますよね。「中顔面(ちゅうがんめん)」という言葉を知ったばかりに、自分の眉から鼻の下までの長さが気になるようになってしまって……。

まんきつ 中顔面、その言葉を本当に知りたくなかった(笑)! 私、家庭用脱毛器でおでこを無理やり広げちゃったんですよ。おでこが広がれば、目の錯覚で中顔面が短く見えるんじゃないかと思ったんです。そのせいでハゲちゃって、おでこを出す髪型が全然できなくなりました……。アートメイクでおでこを狭くできないかと真剣に考えるくらい後悔しています。

――流行が移り変わるのも難しいですよね。今はちょっと離れ目っぽい顔立ちが人気ですが、いずれ求心顔が流行るかもと思ったら、なかなか思い切った美容には踏み切れない。

まんきつ 鼻の下が長い顔ブームが来てほしいです。鼻の下を少しでも短く見せるために、いつもメイクで鼻の下に影をつけて、唇の上にハイライトを乗せているんです。リアルで見るぶんには問題ないんですけど、写真で撮ると、いつも鼻の下がほんのり赤い人になってしまうのが悩みです……。

――自分の話になってしまいますが、歯が大きいのがコンプレックスなんですよね。美女は歯が小さいイメージがあります。

まんきつ そうですか? 私は逆に歯を大きくしたいです。もともと私は前歯が大きくて、それが気に入っていたんですよ。でも20年くらい前、前歯が1本差し歯なのを取り替えたとき、先生が「審美的にこっちのほうがいいから」と勝手にほかの前歯も短く削っちゃいました。前歯が下唇に少し引っかかるのがリスっぽくて好きだったのに、悲しいです……。

――訴えたら勝てそう。