「とりあえず10万円程お願いできますか」
東日本大震災を機に、佳代さんがパートとして働くお店の営業時間が短縮されて、たびたびXさんへ「ヘルプ」の連絡が来るようになったといいます。2011年3月中旬には、佳代さんからのメールに「申し訳ありませんが当分の生活費をお借りしても良いでしょうか」「振込みはみずほで結構(みずほのカードしか持っていない)です。とりあえず10万円程お願いできますか。いつも助けて頂くばかりで感謝ですm(_ _)m」という記述があり、当時の佳代さんには、Xさんからお金を借りているという認識があったことを物語っています。
「私はただの財布じゃない」。こう思ってXさんが佳代さんに別れを切り出したのが2012年9月頃のこと。Xさんは婚約解消を願い出た後、これまでに振り込んだお金を返してほしいと文書で伝えたそうです。佳代さんは婚約解消の申し出を意外にもすんなりと受け入れたそうですが、お金については違いました。
当初、佳代さんからは「月に1万円ずつほどしか返せません」と電話があった後に、文書で「貴殿の返済請求している4,093,000は小室佳代が貴殿から贈与を受けたものであって貸し付けを受けたものではありません。従いましてその金銭について返済する気持ちはありません」と返答したそうです。Xさんは借用書を作らなかったので、佳代さんが借金した事実を認めていない以上、実際にお金を返してもらうことは難しいのでしょう。しかし、Xさんとしては、夫を亡くして経済的に困っている母一人子一人に対して、借用書を作るようなことができなかったと述懐しています。
小室佳代さんを直撃すると、明らかに動揺している様子だった
「週刊女性」2017年12月26日号で、初めて佳代さんとXさんの金銭トラブルについて報じるにあたり、事実確認を求めて、自宅マンションから出てきた佳代さんを直撃しました。あのときの様子は忘れられません。
佳代さんは、これまで受けてきた報道陣からの取材と同じように「どうも」という感じで軽く会釈をしてスルーしようとしたように見えました。しかし、私がXさんの名前を出した途端に、歩くスピードがいきなり速くなった。「秋篠宮家の方々は、この事実をご存知なのでしょうか」と私が問いかけると「取材にはお答えできません。申し訳ありません……」と言い残して去っていきました。明らかに動揺している様子でした。ただ、この時点ではXさんとの金銭トラブルが、眞子さまと圭さんの「結婚延期」にまで波及するとは考えていなかったのではないでしょうか。