来たる9月に悠仁さまが18歳の誕生日を迎え成年皇族になるなど、今年、ますます存在感を高めていくと見られる秋篠宮家。そんなご一家を支える皇嗣職宮務官の人事をめぐり、警察庁出身者の出向が途切れる異例の事態が起こっていたことが「週刊文春」の取材で分かった。

目立たぬ警備を望まれる秋篠宮 ©時事通信社

警察庁出身の宮務官の後任を外務省から派遣

 皇嗣職の人事は1月25日付。警察庁出身のA氏が依願免職となり、翌26日付でB氏が宮務官に任命された。皇室担当記者が指摘する。

「皇嗣職は2019年5月のお代替わりに伴い新設され、これまで必ず警察庁出身の宮務官が1人置かれていた。任期を終えて警察庁に戻る際には、後任も必ず警察庁から派遣されてきました。ところが今回の人事で、警察庁に戻るA氏の代わりに出向してきたのは、外務省出身のB氏だったのです」

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公表された宮内庁人事

 宮内庁は元警視総監の西村泰彦長官を筆頭に、初代の皇嗣職大夫に元警察庁の加地隆治氏が就くなど、“警察色”を強めてきた。秋篠宮家の日々の公務を支える宮務官に、警察庁から職員が派遣されるのも自然な流れだった。