「帰りたくない、ずっとここにいたい」
「コーチ陣や球団幹部は離れの和室に宿泊しましたが、各部屋に露天風呂がついていた。阿部監督の部屋はホテルに1室しかないロイヤルスイートで、1泊10万円以上。専用の東屋で露天風呂を一人占めできる140平米の部屋でした。部屋のリビングから長い廊下を渡った先に東屋がある、宿の中でも別格の客室だったそうです」(球団関係者)
矢野謙次打撃コーチが「帰りたくない、ずっとここにいたい」と漏らすなど、一行はすっかり“骨抜き”になった。15日の試合後には、ナインが口々に「ホテルに帰るのが楽しみ」と語ったという。
「去年、球団マネージャーが北陸シリーズの下見をした際に同ホテルを視察。福井県営球場からは車で50分ほどと遠いのに加え、宿泊費も予算オーバーでしたが、ホテル側が予算交渉に応じてくれたといいます。そうした対応によほど感動したのか、普段は宿泊先の公表には後ろ向きな球団側も、試合後に珍しく『本当に良い宿だったので、宣伝してほしい』とメディアに言ってきた。その結果、各スポーツ紙も大きく取り上げ、SNSでも巨人ファンを中心に『今度泊まりにいきたい』という声が相次いだ」(前出・記者)
北陸シリーズを本当に制したのはホテルかも。