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 もう人と会うのもイヤになりましたし、外に出るのが苦痛になりました。生きている意味すら見つけられなくなりそうでした。

 そんな日々が続く中で、ボクは最後の最後に、「もし、失敗したら腹切りあるのみ!」という覚悟でダイエットを始めました。「ふつうの人として生きられるようになりたい」という一心でした。

「ボクにしてみれば、生きるか死ぬかの大きな問題」

 みんなにとって、生きていくのはふつうのことでしょう。でもボクにとって、ふつうに生きることすら難しいことでした。だから、ボクがこれからも生きていくためには、“ふつうの人になること”がどうしても必要なことだったのです。

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 でもボクは、自分ひとりで厳しいダイエットを乗り越えるほど強い心をもっている人間ではありません。

 そこでボクは、ツイッターやユーチューブで、みんなにダイエット宣言をすることにしたのです。そうすることで、退路を断ち、自分が絶対に後戻りできないようにしようと思ったのです。

ついにはボディビルにまで挑戦 ©鈴木七絵/文藝春秋

 また、「情報を発信することで、自分のことを知ってもらい、すべての人と友だちになれたら、みんながボクを見て道をあけるようなことはなくなるかもしれない。有名になったら、ふつうに街を歩けるようになれるんじゃないか」とも考えました。

 それが、ボクがツイッターやユーチューブを始めた理由でした。なんとも子どもじみた発想だと笑われるかもしれません。でも、ボクにしてみれば、生きるか死ぬかの大きな問題だったのです。

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