「あの体験は、今思い出しても『自分の存在をこの世から消してしまいたい』と思ってしまうほどつらいものでした」
たった1年で137キロの体重を68.5キロ減らすことに成功したのが、ダイエット&ボディメイク体験を発信するYouTuberのルイボス氏。そもそも彼はなぜダイエットを始めたのか? そのきっかけとなる体験を、初の著書『痩せたら世界が優しく見えた。』(KADOKAWA)より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/後編を読む)
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身長170センチで体重140キロ超のデブだった
ハイ、ルイボスです! 沖縄在住のボクは今、筋トレをメインにしてボティメイクに取り組むと同時に、ツイッター(現在のX)やユーチューブの「ルイボスチャンネル」で、自分のダイエット&ボディメイク体験を日々発信しています。
ボクが一大決心をしてダイエットを始め、ツイッターやユーチューブで、その過程を発信するようになったのは、2019年5月、28歳のときのことでしたが、今では2万人がボクのツイッターをフォローしてくれています。それにルイボスチャンネルの登録者数は10万人を超えています。
でも、ツイッターにしてもユーチューブにしても、別にお金儲けをしたくて始めたわけではありませんし、何かを主張するためでもありません。目的はただひとつ! ひたすら自分を励ますためでした。
かつてのボクは、身長170センチで体重140キロ超のデブでした。その結果、体調をくずしたり、ケガをしたりしていました。あのままだったら、今ごろは太りすぎて命を失くしていたかもしれません。
そればかりではありません。街を歩いていると、たくさんの人が、まるで『美女と野獣』に出てくる魔法をかけられた王子と出くわしたかのように、ボクを避けて道をあけていましたし、まったく知らない人から「あの人、何!?」「気持ち悪いな」「こっちに来るな」なんて、ひどい罵声を浴びたりもしていました。
ボク自身、そう言われても仕方がないほど太っていることは十分に自覚していました。それでも、まわりからの心ない視線や言葉はグサグサと心に突き刺さってきます。
あの体験は、今思い出しても「自分の存在をこの世から消してしまいたい」と思ってしまうほどつらいものでした。