真田広之、イチロー、さんま…名だたる著名人との関係が噂に
その後、日本からのスカウトを受けた葉月は単身帰国、93年にTBSドラマ「丘の上の向日葵」で女優デビュー。当時17歳の「美少女女優」は瞬く間にお茶の間の人気者になった。
葉月が「育ての親」と慕う当時の女性マネージャーAさんが振り返る。
「当時の社長がスカウトして来たんです。とにかく努力家で、仕事には真面目に真剣に取り組んでました。元々いろんな映画を意欲的に見ていて、すごく真摯に役に向き合って演じるタイプでしたね」
過去の取材では「最低でも1日1本、年間365本以上は見ている」(『CREA』1999年6月号)と語るほどデビュー後も熱心に映画を見続けていた葉月。演技への思いは人一倍だった。
そんな葉月がさらに世間に注目されたのは、95年に出演した映画「写楽」で共演した真田広之との不倫報道だった。ロケ先のフィリピンに滞在していた真田のもとを葉月がひそかに訪れ、密会した様子を『週刊女性』が報じたのである。
この報道に対し、後に葉月は『週刊朝日』誌上の林真理子氏との対談で、
「奥さんがいても、堂々としちゃいますね。だって関係ないじゃないですか。(中略)夫婦がうまくいってたら、男でも女でも、ほかになんか気持ちがいきませんよ。(中略)ちゃんとおつきあいしているのであれば、それはやっぱり……だれが悪いわけでもなく……」(『週刊朝日』1995年9月2日号)
と語った。一方、当時真田は1990年に結婚した手塚理美との間に2人の子供がいたが、この騒動をきっかけに別居へと至った(1997年に離婚)。
そんな真田を尻目に、1996年には葉月とイチローのロサンゼルス“密会”が報じられる。
「女優の羽田美智子さんなどとも噂になり、“球界のプリンス”と呼ばれていたイチローさんですが、デートをしたことを認め、葉月さんについて『すっごく大人の女性ですね。一緒にいて楽しい』と取材に述べるなど好感触でした」(前出・芸能記者)
真田、イチロー以外にも、緒形拳や明石家さんま、岡村隆史(ナインティナイン)など、名だたる著名人との関係が噂された葉月。いつしか“魔性の女”と呼ばれるようになっていた。