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独立がこのタイミングになった“2つの理由”

 ひとつは、7月から始まる舞台、NODA・MAP「正三角関係」の稽古に新たな気持ちで参加すること。長澤まさみや竹中直人、そして野田秀樹らとつくりあげ、海外公演まで控えるステージはすでにチケットがプラチナ化しており、まさに“大舞台”だ。

松本潤(「正三角関係」公式サイトより)

 配信でも「台本を覚えるのがタイヘン!」と話していたが、今月から稽古がスタートしている。そしてもうひとつ、現実的に対処しなければならない問題もあった。

「来年早々に、TBSで松潤主演のドラマが企画されています。人気シリーズの続編の予定で、そのスポンサー企業への対策です。性加害問題のときに多くのグローバル企業が旧ジャニーズタレントたちのCM起用をやめました。

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 まるで急ぐかのように退所していったのは、そういうスポンサーがついている映画やドラマの仕事があったタレントたちでした」(同前)

「企業CM」の問題を考慮すると、ドラマ制作でもスポンサーの難色が予想される。二宮に続き松本も、退所のタイミングを逃すわけにはいかなかったのだ。

「嵐」の中で最初に独立を果たした二宮和也。結婚についても「嵐全体としては、2020年いっぱいでのグループ活動休止を待ってから、結婚などの選択をするという方向性があったけれど、待てなかったのが二宮です」(芸能デスク) ©文藝春秋

「つい先日、仕事の顔合わせでお会いしたとき、つい『いろいろ大変でしたね』と言ってしまった。そうしたら、『いえ、僕は全然! これから大変かもしれませんが、よろしくお願いします!』って爽やかに仰ってましたよ。思えば、あれがCEOの風格なんじゃ」(エンタメ関係者)

生配信で「嵐」の活動について言及

 松本潤としては新たな船出となるが、気になるのは「嵐」の行方だ。

嵐 ©文藝春秋

 4月には、株式会社嵐が設立され、またSTARTO ENTERTAINMENTとエージェント契約を締結したことが発表された。

「嵐としての活動は引き続きやっていくので。カタチが変わることはあるかもしれませんが、変わらないことは変わらずにやっていきます。いまみんなで色々話し合っている最中です」

 そう生配信でも言及した松本。11月3日に、嵐は25周年アニバーサリーを迎える。

 ほかのメンバーの今後の決断を含め、「その日」の大きな報告に向けてファンの期待は高まっていく。