法人の目的欄には、芸能活動以外の項目がズラリ
5月に設立した株式会社MJCにおける代表取締役は松本潤。都内の会社所在地も、代表取締役としての住所も、レンタルオフィスの多い賃貸物件を選んでいる。
なかでも目をひくのは法人の目的欄の項目の多さだ。
芸能活動に関連したものは当然だが、ほかに、資産運用や金融商品の取り扱い、仮想通貨の開発から運用、飲食店や美容サロンの経営関連、古物の仕入れや販売関連、不動産の売買や賃貸、さらには農業および農地の賃貸借……とズラリと並ぶ。
「芸能人の個人事務所としてはかなり珍しい。法人の目的欄というのは将来可能性のあるものは並べておくというのが常ではあるけれど、ここまで幅広く列記しているのをみると、社長であるところの松本さんが、真面目に未来を見据える気質なんでしょうね」(同前)
「もうひとつだけ大きなお祭りをやってから」
そんな松本の旧ジャニーズからの独立は、昨年からの既定路線だった。
ジャニー喜多川氏の性加害問題の再燃で大きな転換期となった昨年、松本はNHK大河ドラマ『どうする家康』の主演に全力を注いでいた。
「嵐の活動が2020年で休止となり、俳優としてのソロ活動に主軸を置きだしていたなかで一番大きな仕事。旧ジャニーズが消滅する前後に次々と独立していく仲間たちを見て、松本は『もうひとつだけ大きなお祭りをやってから』と自らの独立のタイミングについて話していた。
それが、5月29日・30日に大阪・京セラドーム大阪で行われた「STARTO ENTERTAINMENT」の合同公演「WE ARE! Let's get the party STARTO!!」の演出だったということでしょう」(テレビ局プロデューサー)
嵐の公演でも演出を手掛けてきた松本の集大成でもあった“お祭り”をやり遂げるほかにも、このタイミングになったのはいくつかの理由がある。