ナンバー3、4のキャバ嬢と組むのがコツ
こういうことは、頭を絞って考えつくものではありません。もう流れで出てくる。ヤクザで太い金づるを持ってるから、あちこちに飲みに行きます。北海道から、福岡へ行ったり、大阪の北新地に行ったり。北新地では一晩で1000万円ぐらい使ったこともあります、人の金ですけど。
1回座ったら5万円の席とか、そういう夜の世界で飲んで、豪遊する話なんかをしてると、儲かる仕組みとか画なんかが浮かんでくるのです。
「ああ、この女の子たちは太客をいっぱい知っているだろうな、使えるなそれは」
なんて閃く。キャバ嬢にお金をあげるとほのめかして、「太客の社長とかを紹介してよ」みたいになっていくのです。
そういうところの女の子は頭がいいから、自分の本当のタニマチは紹介しないものです。だけど、この人だったらべつに連れていってガジっても(金を巻き上げても)いいかな、みたいな太客を持っている。ここが狙い目になります。
お店のナンバー1、ナンバー2の子は、乗ってきません。やっぱり金看板ですから、プライドがある。それで、ナンバー3、ナンバー4とか、中間ぐらいにいるキャバ嬢を狙って、ちょっと話を振ってみると、彼女たちの顔が輝いてくる。
韓国に行って、おいしいものを食べて、向こうがカジノで勝てば、「すごーい」とか言って、ヴィトンのバッグを買ってもらえる。負けたって10%入るわけですから、どっちに転んでもいい。彼女たちにしたら、すごくいい話でしょ。
ヤクザの上前を撥ねるうわ手
大王製紙の井川さんが遊んでいたマカオのカジノには、私の知り合いのジャンケットが入っていました。たぶん100億円ぐらい賭けていますから、40%入ってきたら大きいです。あれも同じ仕組みです。ある女優がいて、その女優に引っ掛けられたっていう噂がありますけど、そいつもジャンケットのうちの一つだったんじゃないか。
日本の芸能界の人たちには、ラスベガスで定期的に遊んでいる人がいます。あそこでやると合法になる。ラスベガスにもジャンケットはいます。だけど、ラスベガスにヤクザが入ってるというのはあんまり聞いたことがない。アメリカは、そういうのは厳しいのです。