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「巨人内ではメジャーへのアレルギーが強く…」アメリカ行きを熱望する岡本和真(27)を阻む“松井秀喜の掟”とは

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 6月16日の日本ハム戦で、ようやく今月2本目となる本塁打を放った巨人・岡本和真内野手(27)。

 チームは今月7〜13日に掛けて2カード連続の3連敗を喫するなど、一時は借金生活に。岡本は交流戦最終カードの日本ハム戦まで6月は本塁打なしと散々で、打線のブレーキとなっていた。

昨年は41本でHR王に輝いたが… ©時事通信社

「野球ってこんなに面白いんだなと思った」とアメリカへの憧れを募らせ

「以前からメジャー志向が強く、昨オフに自らの希望で単年契約にしてもらったことから、今オフにもポスティングでのメジャー挑戦が囁かれていました。昨年3月のWBC優勝後には『野球ってこんなに面白いんだなと思った』と繰り返し、アメリカでのプレーへの思いを一層強めた。メジャーのスカウトからも、ヤクルト・村上宗隆と並んで注目を集める存在です。実際に今季の巨人戦には岡本目当てのスカウト複数人が毎試合、目を光らせています」(スポーツ紙記者)

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 しかし、ここに来てその野望に黄信号がつき始めている。一体なぜか。その背景には、巨人で厳然と受け継がれてきた“松井秀喜の掟”があるという。