1ページ目から読む
2/2ページ目
監督絶賛「まるで泰子という主人公に憑依したかのよう」
そして、根岸は、「まるで泰子という主人公に憑依したかのようです。誰も見たことのない泰子の『広瀬すず』がここにいます」と主演の広瀬を絶賛。
広瀬は、女性/男性の枠を超え、互いをリスペクトしているからこそ生まれもする、軋轢と混乱を見事に表現。それと同時に、ふたりの天才の間で狂おしいまでに「生きる」様を赤裸々に演じ切り、新境地を拓いた。
広瀬すず「本当に体力のいる役でした」
1970年代から映画界をけん引してきた根岸、田中との協業は、広瀬にも大きな刺激になった様子。
「今回演じた長谷川泰子は、大正というモダンな時代を自由にというか、必死というのか、無謀に駆け抜けた女性でした。本当に体力のいる役でした。
根岸監督はこの作品が16年ぶりの長編映画と聞いておりましたが、それを感じさせない程、現場では監督の体力が一番すごかったですね。根岸監督の映画づくりというものを、この目で見て、体感して、とても贅沢でした。是非、ご期待ください」
とコメントを寄せた。