ボイスレッスンで「タイムマシンにおねがい」を課題曲に
――昨年はサディスティック・ミカ・バンドの「タイムマシンにおねがい」を一緒にレコーディングされましたね。
のん 初めてのレコーディングだったのでめちゃめちゃ緊張しました。
高橋 あの曲をレコーディングしたのはのんちゃんで4代目になるのかな。加藤ミカ、桐島かれん、木村カエラに続いて。
のん ボイスレッスンに行ってる時に「タイムマシンにおねがい」を課題曲にして練習していたんです。こういう明るくてロックな感じでいきたいなって思ったので、この曲でいくと決まってすごく嬉しかったですね。
高橋 ここ40年くらいロック・ヴォーカリストを目指す女の子たちが一度は通る曲なんですよ。シーナ&ロケッツのシーナもそうだったって。
――サディスティック・ミカ・バンドのオリジナル・メンバーの幸宏さんと小原礼さんが参加しているのも話題になりましたね。
高橋 佐橋(佳幸)くんとDr.kyOnが、図らずも「なんかレコードと同じみたいだ……そうか、本物だった!」って言ってたのがおかしくてね(笑)。
のん 小原さんは当時使っていたベースを持って来てくださったんです。私なんて、素人がギター持って来ちゃった感じで……ビビっちゃって。
高橋 のんちゃん、ばっちりサイドギター弾いてましたよ。
のん 凄いメンバーのみなさんと一緒にギターを弾くことができて楽しかったんですけど、なんか今も思い出しただけで緊張してきちゃいます……。
高橋 現場ではそんな感じに見えなかったけど(笑)。ミカ・バンドは、2代目の桐島かれんは歌が本業じゃなかったし、トノバン(加藤和彦)ってそういう個性の強い女の子が好きだから、もし彼が生きていたら「のんちゃん、いいんじゃない」って言っていたような気がしますね。
のん わ! それは嬉しいです!
高橋 テイくんも水原希子ちゃんとか、そんな魅力のある女の子を探してくるのうまいんだけど、のんちゃんはとにかくファンだったので、さすがに声をかけられなかったのかな(笑)。