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東京に来て、人が多くてつらいなって思いました
――のんさんも中学の時からモデルを始めていますね。
のん 大好きなティーン誌があって、この雑誌に自分も載りたいと思ってモデルに応募したら受かったんです。でも、兵庫県の田舎の街で育ったので、東京のイメージが想像できなくて。
高橋 東京には新幹線で通っていたの?
のん はい。仕事があるときは一人で新幹線に乗って東京に来てました。都内の電車の乗り継ぎがよく分からなくて、遅刻したりして。
高橋 僕はずっと東京で、育った街は今でこそおしゃれだとか言われているけど、僕が子どもの頃なんて周りは畑でしたからね。でも、中学生で東京に来て仕事するなんて、やっぱり度胸があるんだね。
のん ただ雑誌に載りたかっただけで。好奇心の塊でした。
高橋 最近は親が熱心に応援して子どもをデビューさせることも多いじゃないですか。のんちゃんは、自分の意志でしょ?
のん そうですね。
高橋 東京に来て、どうだった?
のん 人が多くてつらいなって思いました(笑)。どうしてこんなに大勢の人が歩いているんだろうって。高校時代は女優を目指していたんですけど、なかなかうまくいかなかったりして、一人で部屋に引きこもってギターを弾いてました。
高橋 都会は孤独に優しいという考え方があるんですよね、だからいいんだって。そんな風に東京に慣れちゃってる子たちって結構いる。故郷が恋しいみたいなのはない?
のん いえ、まだ恋しくなってないです(笑)。
高橋 仕事以外はわりと家にいる方ですか?
のん そうですね。あまり外に出ないですね。
高橋 のんちゃんってたしかお酒飲まないんだよね。
のん お酒は味が苦手で。
高橋 お酒にも色々あるよ(笑)。