2022年、Xに投稿され、話題になった運転免許証のビフォーアフター画像。ちょんまげ姿から、目の周りや頭皮が赤や黒に彩られた男性は滋賀県で古美術商を営む大黒堂ネロ氏だ。
首から下も黒く全身タトゥーを施し、耳ピアス(軟骨拡張)は34mmで、世界一の大きさだという彼に、タトゥーを彫ったきっかけや耳ピアスを拡張し続ける理由、周りの反応などについて聞いた。(全2回の2回目/最初から読む)
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タトゥーを入れても入れなくても自分は変わらない
――タトゥーを入れたことで生活する上での支障はありましたか。
大黒堂ネロ(以下、ネロ) 特にないですね。地元の滋賀県ではどこのお店でも優しくしてくれますし。スーパー銭湯はタトゥー禁止なので入れませんが、そもそも好きではないので。
――タトゥーを入れてから何か変わった心境は。
ネロ なにも変わっていないです。タトゥーを入れても入れなくても自分は変わらないと思っているので。
――参考にしている人やキャラクターはいますか。
ネロ 参考にしている人はいないですが、テーマは日本です。以前はちょんまげだったので、その続きで日本スタイルの進化を表しています。
耳ピアス34mmはダントツの大きさ
――耳ピアス(軟骨拡張)は34mmで、世界一の大きさだそうですね。どうして拡張を?
ネロ 20代の時に開けたんですけど、海外の民族の方が軟骨の穴に輪っかを通してる写真を見てかっこいいなと思って。耳たぶの拡張をやってる人はいると思うんですけど、軟骨の拡張は問題がいっぱい起きるからNGと言われていて。痛みもすごくありますし、肉芽もできてしまうので基本みんなやらないんです。
でも、拡張した軟骨を見たかったので、2mmずつ拡張していって34mmまでいきました。失敗することもありましたが、その度に改善策を考えて、自分なりの方法を模索しながら拡張していきました。世界一になってから結構経っているんですけど、いまだに超える人はいないですね。
――ギネスに登録することも考えているんですよね。
ネロ ギネスに登録したいんですが、登録費などで結構お金がかかるのもあって、クラウドファンディングかスポンサーについてもらってやるか、どちらかで考えています。
ピアスのギネス記録って結構あるんですけど、ピアスホールの大きさに関してのギネス記録ってあんまりないんですよね。34mmはダントツの大きさなので、海外で話題にもなるかなって。