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「息子の性被害を知り、すごく悩みました。思春期の子どものことがわからなくて、事件を知った2日後に野球部の先輩のお母さんに『そういうことってあるんですか?』と聞きました。すると、『それはないよ。おかしいよ』と言われて動揺してしまいました。

 ネットで、『性犯罪』『警察』と検索し、子どもが寝静まったあとに、性被害の相談ダイヤル『#8103』に電話しました。翌日に警察署から電話があり『話を聞く限り、手慣れている感じがある。初犯じゃないと思います』と言われました。

 数日後に警察官がAを呼び出して事情聴取をした後に、『言いにくいことがあります』と言われ、3日目の被害のことを聞いたんです……」

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 Aに性器を触らせているのを目撃された翌日も、サトルくんはAに呼び出されて公園に連れていかれていたのだ。

サトルくんが被害を受けた公園の入り口。すぐ隣を車が走り、人通りもある

ズボンを脱がせて「お尻の穴にチンチン入れさせて」と…

「3日目はAはインターフォンを鳴らして、『キャッチボールしよう』とうちの子を誘ったようです。在宅で仕事中でしたので、息子が対応しました。前日は通行人に見つかったので、今度は見られないように、公園内にある女子トイレにサトルを連れて行ったんです。そこでズボンを脱がせて『お尻の穴にチンチン入れさせて』と言うと、後ろからサトルのおしりに自身の性器を挿入しようとしたと……。Aは『サトシは年下で、優しいので拒否しないだろうと思った』と証言したようです。結局挿入できず、諦めたようですが」

 それを聞いた母親は、自分をひどく責めたという。

「自分が被害を知ったその日に警察に連絡していれば3日目の被害はなかったのではと思いました。本当に無警戒で、母親失格だと自分を責めました。警察の方は『お母さん、きっと自分のことを責めちゃうと思うんですけど、何も悪くないですから』と声をかけてくれましたが……」

 しかし母親がサトルくんに確認すると、奇妙な反応を見せたという。