――石丸氏からメールの返信がないことで、鳥羽氏が藤川氏に「不愉快」とメールをしたようだ。
「はい、はい」
――鳥羽氏の言葉は、意思決定に影響を及ぼす?
「ボランティア一人でも、関係者が何か意見をすれば意思決定には影響します。情報を全て総合的に判断するわけですから」
――鳥羽氏だから、とは?
「ないですね。これだけ言えば、済むんですよ、『完全に対等な立場』と」
――「東京新時代」はしっくりこなかった?
「自分が一番良いと思ったものを出す。当たり前じゃないですか」
「両方全部使うっていうのが、一番賢い選挙戦だと思います」
――自民の重鎮を“ジジ殺し”しているとも。
「皆さん、特にこちらから何かお願いしたわけではない方々です。だってボランティアって本来そうじゃないですか。有志なので」
――小田氏との繋がりは?
「単純に全宏さんが私を知り、興味を持って下さった。鳥羽さんと全く一緒です」
では、彼女との噂はどうなのだろうか。恥を知りつつ、聞いてみた。
――Aちゃんとの面識は?
「勘違いか、嘘だと思いますよ。僕、この人が男か女か、何歳かすら分からない」
そう一蹴するのだった。
――他の候補者よりも街宣の回数がかなり多い。
「そんなに多いのかな? それこそ単純に、体力の差が出てるんじゃないかな、年齢と。申し訳ないですけど(笑)。でも政治家って、そこも言い訳はきかないですよね。アメリカ大統領選だって、健康問題が話題に上るぐらいなんで。体力面に不安がある人間は立つべきじゃないですよね。(ネットも街宣も)両方全部使うっていうのが、一番賢い選挙戦だと思います」
東京を動かせるか――。
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現在、「週刊文春電子版」では、都知事選の直前に行った石丸氏への40分にわたるインタビューの全文を配信している。石丸氏は、連続敗訴への受け止め、有名創業者との出会い、維新との関係、恋人の有無などを詳しく語っている。
《完全版》石丸伸二・前安芸高田市長を直撃40分 「連続敗訴への受け止めは?」「有名創業者&維新が裏に?」「恋人はいない?」|都知事選6人の裏ポスター
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