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「卓球を辞めて、こんなにも運動が楽しいとは」7歳から“運動=卓球”だった石川佳純が引退するまで“よもや想像していなかったこと”

6時間前
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五輪3大会連続のメダルを獲得した元卓球選手の石川佳純さん。パリ五輪ではフジテレビのスペシャルキャスターを務めている。その石川さんが引退後、「大切にしている10のこと」について語った文藝春秋のロングインタビューを紹介します。

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夜更かししない…大切にしていること「1」

「当たり前なことをなぜいまさら?」と思われるかもしれませんが、現役を引退してまず大切だと感じたのが、睡眠です。現役時代は朝8時に起床し、日中はひたすら練習や試合、そして日付が変わる前には必ず就寝……という睡眠サイクルを繰り返していました。引退してプレッシャーや規律から解放されて、ひさしぶりに「夜更かし」をしてみたんです。そうしたら身体が全然もたなくて、夜更かし生活は1週間で終了。規則正しい生活を送っていたときは意識していませんでしたが、乱れた生活を経験してみたことで、睡眠の大切さを痛感しました。寝不足だと肌も荒れてしまい、精神的にもネガティブになります。逆にしっかり寝れば、それだけで前向きな気持ちになる。結局、いまは現役時代とあまり変わらない睡眠サイクルに戻りました。あ、でも予定がない日は、現役時代のときよりも、ちょっとだけ遅く起きているかも(笑)。

石川佳純さん ©JMPA

 健康的な食事。これも今までの規律がなくなり、好きなものを好きなだけ食べられるようになったことで、改めて大切だなと(笑)。少し乱れた食生活をすると、すぐにニキビができちゃうんです。食べるものが身体を作りますから、やはりお肉と、野菜、ご飯のバランスが良い食事を、なるべく決まった時間に食べることを心掛けています。健康的な食事をすれば、心身ともに元気に、ポジティブになれます。

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 昔から自炊はするタイプですが、全部自炊はなかなか難しいので、無理をしない程度にお惣菜を買ってきて、自炊と組み合わせています。バランスの良い食事を取ることが目的なので、自炊にはこだわりません。

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