ゆうこすが反省したかつての自分の言動
――そう思えるようなきっかけはあったのでしょうか?
ゆうこす 大きなきっかけというほどではないんですが、以前、生理用品のお仕事の依頼がきたときにめっちゃ断ってたんです。生理用品なんて恥ずかしいし、そんなの発信するなんてありえない! って。でも友人のインフルエンサーたち何人かでやるお仕事で、一回ミーティング来てみてって言われて行ってみたら、男性がナプキンの説明をしている姿をみて、私、びっくりしちゃってその場で号泣しちゃったんです。私は北九州で閉鎖された街で育って、女性は一歩下がるのが当たり前だったから、男性のその姿を見てただただカルチャーショックで。
他にも色々積み重なって、自分を弱く見せることが全てではないし、仮にも同世代のフォロワーがたくさんいる状態で、「モテたかったら自分を弱く見せましょう!」って言いきってしまった。そういう選択肢もあるよね、ならまだわかるんですけど、言い切っちゃったことはすごく反省しました。
――中には攻撃的な意見がきたり、少し辛い思いをされたこともありましたよね。
ゆうこす 自分の思いと全然違うように捉えられたり、切り取られたり、「死ね」とかハードな言葉も飛んできて。ただそうしたコメントも全部読んでました。全てデータを取りたかったので、Twitterは「死ね」っていう言葉だけ消すとかできないんですよ。YouTubeはできるんですけど。
あとは、ここ数年で訴えられるようになってきたり、SNSをきっかけに悲しい事件があったりして、少しずつ社会も変わりつつあるのかな。最近はあまり傷つくコメントもないですね。
8月に写真集発売「ダイエットは頑張りました」
――8月に写真集『チャーミング』が発売されますが、経緯について教えてください。
ゆうこす 今まで写真集を出したことがなかったのと、30歳の記念に好きなカメラマンさん、桑島智輝さんに直談判して、沖縄で撮って頂きました。
――写真集を出すにあたって体作りなどされたのでしょうか。
ゆうこす ダイエットは頑張りました。というか、去年の11月くらいが人生で一番太っていて、健康的に痩せよう。じゃあ写真集も出そう、という流れもあって運動もしていったんですけど。ただ、極端に細くなるのは途中で無理! って。スタイリッシュな、たとえば菜々緒さんみたいな感じには自分はなれない! と思い、私はこのくらいぽっちゃりしていても良くない? ということで今くらいに落ち着きました。半年で7キロくらい落としましたが、月に1、2キロ程度無理なく落とした感じですね。
――健康的な写真に仕上がってとても素敵ですね!
ゆうこす ありがとうございます! 写真は健康的で肉付きも良くて、肌もプリンとしていていいね、みたいな(笑)。そんな感じになってると思います。皆さんに見てもらえると嬉しいです。
撮影 釜谷洋史/文藝春秋
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