東京ヤクルトスワローズの現役選手やOBらが複数参加する野球教室が“闇営業”だったことが、「週刊文春」の取材で分かった。
球団関係者が語る。
「球団内では2023年1月8日に富山県で行われた野球教室を巡って調査が進められています。講師として参加したのは奥川恭伸投手、スワローズベースボールアカデミーの村中恭兵コーチ、球団OBのギャオス内藤こと内藤尚行氏の3名です」
球団には1円も入金されていなかった
事態が発覚したのは、参加した講師からの訴えだった。
「野球教室のあと村中コーチから球団側に『(球団営業部で次長の)Aさんに何度も講師代が振り込まれていないと催促したが対応してくれない』と申告があった。球団は、その教室があったことも知らず、契約書もなければ稟議書もなかったことで、“闇営業”だったことが発覚したのです」(同前)
主催したスポンサー企業は仲介した代理店に開催費を支払ったものの、球団には1円も入金されていなかった。さらに球団が調査を進めるとA氏がかかわっている別の闇野球教室の存在も発覚した。